首肩のこり・腕のしびれ・胸郭出口症候群


胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん Thoracic outlet syndrome=TOS)という疾患名があります。

首や肩の強いコリ・痛み
腕の痛み・しびれ

の原因となっていることがあります。 痛みの原因は、 首から出て腕にいく神経血管がその通り道で慢性的に圧迫されることによる 神経と血流の障害です。絞扼性(こうやくせい)神経障害ともいわれます。(絞扼=しめつけられること)

胸郭出口症候群 首や肩の強いコリ・痛み 腕の痛み・しびれの原因となっていることがある


整体やカイロプラクティックでは硬くなった筋肉を緩めます。 これは、硬くなった筋肉が神経や血管を圧迫し、痛みやしびれを引き起こす可能性があるからで、そのわかりやすい一例が胸郭出口症候群です。

特徴

なで肩気味の女性は骨格的になりやすく、男性の2~3倍多いと言われます。両肩にかける重いリックサックは避けた方がよいです。
症状は 首~肩、背中上部にかけての強いコリ手・指・腕のしびれ(小指側が多い)、熱っぽい感じや冷え、力が抜けた感じ など。
血液は体内で熱も運びます。血流に問題があると熱感や冷感を感じることがあります。また、重力の影響から手を上にあげているときも血流は滞りやすいため、「洗濯物を干し」たり、「窓を拭い」たり、「電車で吊革につかまる」時にも、正座して足がしびれたような症状が腕に出ることがあります。

血管が圧迫を受けやすい部位

胸郭出口症候群は首~腕の痛み、しびれを生じるため、頸椎椎間板ヘルニアの症状と似ています。しびれが首から来ているのかどうか、鑑別が大切な疾です。症状が強い方は整形外科で一度診てもらうことをお勧めします。

胸郭出口症候群では、手・腕に血液を送る鎖骨下動脈人体の構造上、どこで圧迫されやすいか? 以下のように3か所、医学の研究で明らかになっています。

胸郭出口症候群/圧迫を受けやすい部位


鎖骨下動脈は前斜角筋と中斜角筋の間を通るため、斜角筋の過緊張(トリガーポイント)があると、円で囲った部分で圧迫を受けやすくなります。

胸郭出口症候群/圧迫を受けやすい部位

さらに、肋鎖間隙(鎖骨と第1肋骨の間)という狭い隙間を通るため、例えば鎖骨のS字状のカーブが先天的に少なかったり、鎖骨の両サイドの関節の動きに問題があったりすると 圧迫を受けやすくなることがあります。

胸郭出口症候群/圧迫を受けやすい部位

血管は腕に入る前に筋肉のトンネルの中もくぐらなければなりません。
小胸筋(肩甲骨の烏口突起と第3~第5肋骨を結ぶ)という筋肉で、この小胸筋の後方を通るため、小胸筋の過緊張(トリガーポイント)があると圧迫を受けやすくなります。

手技療法としてのアプローチは


手技療法としては

斜角筋小胸筋の緊張をストレッチなどで緩める
肩甲骨の可動を回復する
・カイロプラクティックのテクニックを応用して第1肋椎関節に動きをつける
姿勢の調整をおこなう

などです。

お困りの場合にはお気軽にご相談ください。

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