頑固な肩こりと手のしびれ⑦

<参考>アドソンテスト
アドソンテストの肢位で鎖骨下動脈前斜角筋に圧迫されやすい理由 

① 顔はしびれがある側を向く ・・・鎖骨下動脈が前斜角筋に押し付けられます。
② 少し顎を上げる・・・前斜角筋は第一肋骨と頸椎に付着します。顎を上げる動作は頸椎が第一肋骨から離れる動きになるため、筋は伸ばされて緊張(硬くなる)します。
③ 深呼吸する・・・前斜角筋が第一肋骨を持ち上げようと収縮するため緊張(硬くなる)します。

前斜角筋の柔軟性が保たれている場合は、①~③をおこなっても強く鎖骨下動脈を圧迫することはないため、腕への血流は保たれます
前斜角筋の過緊張があると、①~③でさらにその緊張が強くなり、鎖骨下動脈を強く圧迫するため、腕への血流障害が発生します(胸郭出口症候群のまとめ)。

胸郭出口症候群/アドソンテスト
2017年07月13日