妊娠中はいつから安心して施術を受けられますか? 2014-11-11

妊娠中の頭痛、肩こり、腰痛の対応について。

妊娠末期は、体内で分娩に備えた靭帯組織を緩めるリラキシン(ホルモン)が分泌されるため、同じ動作をするのでも、腰や首肩の負担はより増強しがちです。 なんとかコリなどの辛さを緩和したいところですが、手技療法は、口から入るもの(薬など)に比べればはるかに副作用は少なく安心と言えます。しかしながら以下の時期は強い刺激は控えた方が無難です。

 

①からだのおもな器官が形成される (第2週から第8週末)

②胎盤がまだ完成途中 (3ヶ月未満)

③早産の可能性がある (妊娠末期)

 

受精卵が子宮内膜に着床して妊娠が成立します。胚子(はいし)と呼ばれる第2週から第8週末までの間は、内臓などのからだのおもな器官が形成される時期(①)です。強い精神的ストレスや効能のよくわからない薬、強い刺激を加える手技は避けましょう。つわりがおきている時期でもあるので、からだの要求通り、無理には動かず、家族にやさしくさすってもらう程度の手当てがよいです。

胎盤は13週(3ヶ月ちょっと)で完成します(②)。胎盤は胎児と母体をつなぐ命綱。胎盤が完成するまではより慎重に対応したいところです。

このような理由から、子宮に不要な刺激を与えない軽い手技であれば、4ヶ月目からはOKと考えます。そして7ヶ月目まででしょうか。それ以上の妊娠末期は、早産の危険を考慮(③)しますので、施術はより軽めにおこなうか、避けるべのが無難です。

来院できない妊娠中は簡単な体操がおすすめ。当センターではおなじみのキャットエクササイズなど。マタニティヨガでは定番の体操でもあります。

キャットエクササイズ/腰痛体操/富士見台カイロプラクティックセンター

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2014年11月11日