新型コロナウイルス

連日、新型コロナウイルスのニュースが流れています。いろいろな情報元があって、戸惑ってしまいますね。読売新聞は他紙と比べ医療面の記事が充実していると言われています。「医療ルネサンス」というコーナーで今日から「新型コロナウイルス」の連載がはじまりました。わかりやすいのでポイントを紹介していきます。

■新型コロナウイルスは「2面性を持つウイルス」である
(参考:医療ルネサンス「新型コロナウイルス1/6」読売新聞2020年3月2日朝刊)
ニュースで指摘されているとおり、比較的、若い人は感染したとしても症状が軽いことが多いそう(しかし20代で重篤化した方もいるので必ずそうとはいいきれません!)。
比べて、ご高齢の方、持病を持っている方が感染すると、重い肺炎を引き起こして時には命に関わることがあります。これがウイルスの2面性です。

■ウイルスの増殖の仕方
(参考:医療ルネサンス「新型コロナウイルス1/6」読売新聞2020年3月2日朝刊)
新型コロナウイルスを以下のように、普通の風邪やSARSと比較してみると増え方の特徴がわかります。両者の特徴を併せ持っています。

1)普通の風邪・・・ウイルスが「鼻の奥」や「のど」について増殖する。
(※風邪の原因は細菌ではありません。よって細菌を殺す薬、抗生物質は風邪には効きません!)

(2)SARS(重症急性呼吸器症候群 サーズ)・・・コロナウイルスによって引き起こされるウイルス性の呼吸器疾患。2002年11月から2003年7月にかけて中華人民共和国南部を中心に発生。「呼吸器の奥深く」でウイルスが増えて「重い肺炎」を引き起こす。

(3)新型コロナウイルス・・・2019年11月より感染者が出て2020年1月に新型のコロナウイルスであることが確認される。2020年3月現在、世界的に感染が拡大している。ウイルスは(1)と(2)の両方の増え方をする。

■予防を考える → 外の世界と通じている孔を清潔に保つ!
新型コロナウイルスに限らず、感染症対策としてはウイルスや細菌などを極力体内に入れないようにすることが重要。人混みは避けたいところですが、どうしてもいかなければならない時はやっぱりマスクは有効だと思います(昨今は手に入りにくくなっているのが問題ですが)。
と同時に、外界と通じている体の孔、具体的には「口」や「鼻」の孔をいつも清潔に保つようにすることも役立つと考えています。

「口」はこまめな「うがい」と「歯磨き」。ウイルスはまずは口や鼻から入ってくる可能性が高いですから、外出して何かを飲むとき、食べる時は、その前にまず「うがい」をする。もちろん「手洗い」も。かつ、食べ物は手でつかんで食べない。
鼻の孔は綿棒で掃除するのがよいです! 吸った空気の塵を取り除いてくれる天然の優れたフィルターが人間には元々備わっているんです。汚れたところに長くいると鼻毛ってよく伸びますよね。この天然フィルターが十分機能できるようにしておくことが大切だと思うのです。
眼も粘膜を通じてばい菌がはいってきやすいところなので、きれいな手であればいいのですが、そうでなければ眼のまわりもあまり手で触れないようにする。触れるときはなるべく清潔なティッシュを介して触れるようにしましょう! まずは出来ることから^^

2020年03月02日